またまたU10ジュニアチャンピオンズリーグでの話。
学習発表会が重なり来られないメンバーもいる中で、試合前日から梅田コーチと誰がどこに守るのが適切かをミーティングしていた。
バッテリーはもちろん、
ファーストは、、、
それなら、
ショートは?サードは?
と。
ここで監督の考えとしては、
4年生の大会だ。
4年生に期待しなきゃダメ。
であった。
そこで、これまでの大会はずっとセンターを守ってきたSがショートに抜擢された。
試合では四死球やエラーが続き、嫌なムードが流れた。
このまま守備が続くのかな、、、
そんなネガティブな感情が生まれた時、
打球はSの守るショートへいった。
あっ、どうなる?はじめてだぞ!そんな心の声がスローモーションのように流れた次の瞬間、
Sは全ての負のオーラを消し去るように打球をさばき、ファーストはストライク送球をした。
一瞬の沈黙の後、ワーっと歓声があがった。
その後も何度かショートに打球が飛んだが、
全ての機会でアウトを取ってくれた。
Sは冬場ならない北海道の寒さにやられ、練習ができない日々が続いた。
それでも来れる日は黙々と、コツコツと努力を重ねた。
そんな積み重ねた小さな小さな自信を
チームのみんなが困っている時に発揮してくれた。
笑顔のS
笑顔の仲間
父の喜ぶ声も
僕の耳には聞こえた
「俺に任せろ!ついてこい!」
そんな無言のメッセージを1プレーから聞こえた氣がした。
夢は叶う!ベストラン!
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